私達の職場の状況 全般的に見て中小企業の7割近くが赤字経営といわれ、私達を取り巻く職場状況も一段と厳しさを増しています。生産高は、06年(H18年)の3,500トンをピークに08年(H20年)2,860トン、09年2,470トン、10年2,180トンと、下降の一途をたどり、昨年の生産高は06年と比べ39%の減産となっています。総売上でも、07年(H19年)の9億6,600万円を頂点に、08年の6億8,700万円、09年・5億2,300万円、10年・4億1,800万円と、10年度に関しては07年の5割にも達していない深刻な経営内情になっています。 しかしそれでも助成金制度の活用と、一時休業による賃金カットなどコスト削減によって09年までの決算は黒字を計上しました。しかしそれも10年度(H22年)には5,000万円弱の赤字決算となり内部留保のほとんどが食いつぶされる状況に追い込まれています。 しかし一転して11年度の受注量は3,000トンを上回ると予想され、ここにきて労働の過密化と人手不足が、これまでの慢性化に加わりにわかに表面化してきています。 春闘アンケートによりますと生活実態は、かなり苦しい、やや苦しいを合わせ実に74.4%の従業員が生活苦を訴えています。昨年に比べた収入の実態は72%が、前年に比べ減収と答えています。 また政府に対する要求では、中小企業対策20、医療・介護などの福祉改善20と最も高く、年金の改善17、消費税反対15と続いています。このことは職場の実態の反映と、社会保障・福祉に対する政府のおろそかな姿勢への批判が強く現れでたものです。 福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合

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